2008年12月20日土曜日

回帰願望

時代劇など見ていると
妙に郷愁を感じることがあります。
自分もかつて前世では、
電気もアスファルトもない暮らしをしていたはずで、
その記憶というものがどこかにまだ残っているのかも知れません。

必要なものはといえば、
人との和を尊ぶことと、
飢えないように食べることぐらいのもので、
あとは娶ることと子育て、
これについては今も同じです。

インターネットによってこれほどまでに
情報に恵まれた生活をしておりますと、
これがなくなったらつらいだろうなあとは思いますが、
テレビもラジオも、雑誌や新聞もない時代には、
人と己の、目と耳こそが情報源でしたから、
情報を十分に得ようとするには
それなりの手続きや段取りが欠かせません。

その点が極めて人間臭く、
己の人格にも関わってくるというところが
インターネットとは違うところです。

インターネットなら、
道具さえあって、その使い方さえ心得ていればよく、
己の人格であるとか人間関係であるとかいったこととは無縁です。

つまり現代のこの技術に関しては、
物知りであるからといって、
人脈が広いとは限らず、五感が優れているとも言えません。

それが大昔では、
身分が高く多くの家来を従えている人ほど世の中を知り、
聞き上手で人情に厚いほど世間を理解し、
注意力に優れるほどに多くに気付いたということになるわけです。

そのように古今を比較して考えてみますと、
なんだやっぱり昔の方がよかったじゃないかと、
そうも思われてくるのです。

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